益々盛り上がる最近の落語ブーム

落語で代表的な落し噺(おとしばなし)と言えば、なんと言っても「時そば」でしょう。
夜中、屋台の蕎麦屋さんで食事を終えた主人公が蕎麦の代金を誤魔化そうとしましたが、逆に店主に騙されてしまうというお話です。
落語が凄いのは、「時そば」の内容を知っていても、落語家さんの軽妙な話術によって、あっと言う間にお話の世界に引き込まれてしまうところです。
落語家さんは高座(落語の舞台)に登って「芸」を披露するわけですが、それで笑ってもらう為に、日夜研鑽を積んでいるのです。

仮に「時そば」を誰も知らなければ、笑わせるのは簡単でしょう。
しかし、実際は誰もが知っている噺ですから、噺の導入部でいかに聴衆の心を掴み、噺の世界に引き込むかが重要になります。
そして、最近の話題などを盛り込んで、知っている筈の「時そば」を一旦忘れさせる技術が求められます。
ここが落語家さんの技量が問われる瞬間で、この技術が「話芸」と呼ばれる所以です。

聴衆は今宵もその「芸」に酔いしれるのです。ミラドライをおすすめするワケ